FX(Foreign Exchenge)は外貨を取引して利益を上げる投資スタイルです。始めるのに元手が多く必要でなかったり、24時間取引可能という手軽さもあって、多くの人たちに浸透してきています。
そんなFXですが、気軽に何となく始めたらよくわからないうちに大きな損失を抱えてしまった。ということになってしまうかもしれません。
ここでは「FXを始めたいけど、不安だ」というあなたに向けて、初心者が陥りがちな2つの失敗をお伝えします。
1.FXの初心者が陥りがちな2つの失敗とは
FX初心者の失敗①「必要資金でFXを始めてしまう」
生活等で必要な資金でFXを始めてしまうことは、失敗のもとです。FXは投資なので、元手が大きければ大きいほど得られる利益の期待は高まります。
しかし、今は必要ないけど1年後に必要になる子供の進学費用などでFXに手を出すのはやめましょう。
無くなったら困る資金だからということはもちろんですが、「なくなったら困る」という心理状態でFXをすることが非常に危険です。
というのもFXは「投資家心理」によって為替が値動きします。世界情勢によって為替が値動きするということは言われていますが、厳密には異なります。
正確には、「世界情勢によって投資家心理が動いた結果、為替が値動きする」のです。
つまり、みんなが上がるだろうと思って取引すれば値は上がるし、みんなが下がるだろうと思って取引すれば値が下がります。
投資家心理を読むことがFXでは重要なのですが、「このお金が無くなったらどうしよう」という自分自身がいっぱいいっぱいの状態でFXをやったら?利益を上げるのは難しいでしょう。まして初心者であるならなおさらです。
まだFXに慣れていない時期は「このぐらいの金額ならなくなってもいいや」というお金を資金にしてFXを始めましょう。
FX初心者の失敗②「レバレッジを大きくし過ぎる」
レバレッジを大きくし過ぎるのも失敗を呼びがちです。FX初心者の方は注意しましょう。レバレッジとは、所持している資金を証拠金として、それ以上のお金を借りて取引することです。
例えば、10万円を証拠金として100万円分の取引をした場合、レバレッジは10倍となります。(90万は借りたお金)
このレバレッジの倍率が高ければ高いほど、ハイリスクハイリターンな取引です。まず100万円が手元にある通常の取引を例に出します。
仮に1ドル100円で、10000ドル買って、1ドル101円になってから売ると、100万円が101万円になります。この取引をレバレッジ10倍なら、10万円の元手で同じ取引ができるのです。
1ドル100円で10000ドル買って(レバレッジ10倍)、1ドル101円になってから売ると、10万円の元手が11万円となります。
つまり、値動きの比率がレバレッジの倍数分だけ大きくなるということです。逆にレバレッジ10倍で、1ドル100円で買って、1ドル99円になってから売ると同じ条件の場合、10万円が9万円になります。
レバレッジがあるおかげで、少ない資金からでも始められることはFXの大きなメリットの一つですが、レバレッジを大きくするほどハイリスクハイリターンの取引となります。
FXに不慣れな初心者は、慣れるまでは小さいレバレッジで取引することをおすすめします。
最後に
いかがでしたでしょうか。FXは少ない資金で始めることができ、好きな時に取引できる手軽な投資ではありますが、その反面大きなリスクも潜んでいます。
FX初心者のうちは、しばらく使う予定のない少な目の資金でレバレッジも低めで取引をし、慣れてきたら少しずつ取引額やレバレッジを上げていくのがおすすめです。
FXを取り扱っている各社で仮想取引もやっていますので、「興味はあるけど不安が」という方は、まず仮想取引から始めてみてはいかがでしょうか。