日本人の中で、ハンガリーって国名を知らない人はいないでしょう?
でも、どれだけの人が、ハンガリーのことを知っているでしょうか?
そもそも、ハンガリーのことは、日本ではあまりニュースでも聞きません。
ここでは、基本的なハンガリーの文化のことをご紹介します。ハンガリーについて興味を持たれるきっかけになれば幸いです。
ハンガリーのことをどれだけ知っていますか?文化・習慣から、ハンガリーを知ろう!
1.ハンガリーって、どんな国?
ハンガリーは、中央ヨーロッパにある、内陸国です。
首都は、「ドナウの真珠」と言われるブダペストです。
東京からの直線距離は、約9000㎞。
日本~ハンガリー間の直行便が出ていないため、近隣の国で乗り継いで、約13時間半のフライトです。
面積は、日本の約1/4、人口は980万人で東京都より少ないです。
一人当たりのGDPも日本の約2/5です。
日本では、ハンガリー人で数学者、大道芸人のピーター・フランクルさんが有名ですが、小さなハンガリーですが、数学の分野では傑出しています。
2.ハンガリー文化の特徴は?
1)ルービックキューブ発祥の国!
ハンガリーは、歴史的に多くの科学者を輩出し、優れた数学者も多数です。
一世を風靡し、今なおファンが多いルービックキューブを発明したのは、ハンガリー人のルビク・エルネーです。
他に、核兵器やコンピュータの開発に貢献したのも、ハンガリー人科学者です。
2)多様な民族音楽にインスパイアされた音楽
ハンガリーでは、地域ごとの各民族集団(ロマなど)による民俗音楽は、とても有名で、それ等にインスパイアされた音楽家も多数です。
バルトークやリストなどが有名です。
バルトークは、民俗音楽の祖の一人として、その音楽には、民俗音楽からのインスピレーションを強く感じさせます。
3.ハンガリーと日本の文化の違い
1)祝日には、大きなお店やショッピングセンターが閉まります!
24時間365日営業の便利さを享受している日本人からすると、祝日にお店が閉まるハンガリーはとても不便に感じます。
特に、クリスマスやイースターなどの連休前は、要注意です。
2)子どもにやさしいお国柄
最近、日本では、公園での子供たちの声がうるさいとクレームが出たりしますが、ハンガリーでは、とても子どもが大切にされています。
特に、14歳以下の子どもを一人で留守番をさせたり、一人で学校へ行かせるなどには、罰則が設けられています。
4.ハンガリーの食文化
1)世界に誇るトカイワイン
ハンガリーでは、伝統的にアルコール産業が盛んです。
特に、ワインでは、貴腐ワインとして、トカイワインが有名です。
ハンガリー北東部のトカイ地方の独特の気候によって生み出されます。
2)なんといっても、パプリカ!
ハンガリーと言えば、乾燥させて粉にしたパプリカを使った料理と、フォアグラが有名です。
特に、パプリカを用いた煮込み料理グヤーシュは、ハンガリーの定番家庭料理と言えるでしょう。
5.ハンガリーで気をつけたいこと!
1)ものの値段の端数に注意!
ハンガリーの通貨は、フォリントと言いますが、5フォリント以下の硬貨はありません。
そのため、値段が198フォリントの商品の場合、200フォリントを出してもおつりは出ません。
かわりに、191フォリントの場合、190フォリントでOKです。
ちなみに、1フォリントは、約0.35円です。つまり、2フォリントのおつりなら、1円以下になります。
2)ハンガリーのトイレ事情
外国へ行くと、それぞれの国のトイレ事情があって、戸惑うことも多いですが、ハンガリーでは、公衆トイレやファストフード店のトイレがたいてい有料です。
また、トイレットペーパーが完備されていないところが多いので、ご注意ください。
まとめ
ハンガリーは、日本人にとって、遠くて遠い国なのかもしれません。この記事が、少しでも、ハンガリーへの理解を助けるお役に立てればうれしいです。